ひな祭りが近づいて来ました。
もうすぐ、ひな祭りです。
長女の娘に、お雛様を買ったのは、7年前です。
浅草に私達夫婦と娘の家族と買いに行きました。これが、なかなか大変で、ぐるぐる
廻って何度見ても、決まりません。もう、どれでもいいや・・・と、みんなくたくた
になっていました。
そこに、長女が「これに決めた!」と、はっきり宣言しました。見ると、2体のお雛
様で、どこが良いのか、よく分かりません。ただ、値段だけは、べらぼうに高くてび
っくりしました。長女が気に入ったのならいいや・・と、夫も、疲れてどれでもよい
と。夫が買ってあげました。
ところが、1年位経って、娘が意外な事を言いました。「お母さん、ビックリしたわ。
あの、お雛様、天皇陛下のご成婚の時のお雛様だって」びっくりしたのは、こちらの
ほうです。どうして、こんな高貴なお雛様が手に入ったのかと・・そちらに驚きまし
た。帰ってネットで調べると、本当でした。お若い頃の天皇陛下ご成婚時の、衣装そ
のものでした。私は、とても感動しました。こんな高貴なお雛様を選んだ娘の決断に、
驚いたのです。
娘が、まだ学生の頃、皇居に一般参賀に連れて行き、「天皇陛下ばんざーい!」を、
一緒に叫びました。すると、娘が、なぜだか、わからないけど涙が出てくると・・
もちろん、私もです。遺伝子にスイッチが入るのですね。日本人の遺伝子の中に、
「民はおおみ宝」と言って、国民を守って下さった天皇陛下のありがたさが、ちゃん
と入っているのです。娘は、、お雛様を出し入れする時、白い手袋をつけて、丁寧に
取り扱っています。もちろん、孫には、日本一のお雛様よ!と、いつも伝えています。