柴山昌彦文部科学相は2日の就任会見で、教育勅語について一部記者から
「過去の文科相は教育勅語の中身を肯定するような発言をしているが、ど
う考えるか」と質問され、「現代風に解釈したり、アレンジした形で、道
徳などに使える分野もあるという意味で、普遍性を持っている部分もある」
と発言。
これに対し、野党から
「認識違いが甚だしい。そのひと言で、昔だったらすぐクビで、言語道断だ」
(立憲民主党の辻元国対委員長)、
「全体としての教育勅語は、さまざまな歴史的な負の遺産として認識されて
いるのも事実だ。文部科学大臣の就任時の発言としては、少し軽率なところ
があったと思う」(国民民主党の玉木代表)、
「非常に重大な発言だ。『教育勅語の中にも使える部分がある』というのは、
政府によっても公式に否定された問題で、臨時国会での追及点の1つになる」
(共産党の志位委員長)
などと批判が相次いでいる。
辻元君、何が認識違いだ。教育勅語をちゃんと読んだことがあるのかい。
玉木君、どこが歴史の負の遺産だ。GHQ占領下教育勅語は彼らに否定され
たのですが、教育勅語は立派な日本人を作るということで恐れられ、否定さ
れたのですよ。
志位君、「政府によっても公式に否定された問題」というが認識不足もいい
ところだ。昨年政府は、「憲法や教育基本法などに反しないような形で、教
材として用いることまでは否定しない」との答弁書を閣議決定していますよ。
どうせ勉強などしない辻元君たちのために、勅語の12の徳目を分かりやす
く記して上げましょう。
①孝行 親に孝養を尽しましょう
②友愛 兄弟・姉妹は仲良くしましょう
③夫婦の和 夫婦はいつも仲むつまじくしましょう
④朋友の信 友達はお互いに信じあって付き合いましょう
⑤恭倹(謙遜) 自分の言動を慎みましょう
⑥博愛 広く全ての人に愛の手を差し伸べましょう
⑦智修学習業 勉学に励み職業を身につけましょう
⑧能啓発 知識を養い才能を伸ばしましょう
⑨徳器成就 人格の向上につとめましょう
⑩公益世務 広く世の人々や社会のためになる仕事に励みましょう
⑪遵法 法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう
⑫義勇 正しい勇気をもって国のため真心を尽しましょう
戦後これらの心を失わしめたが故に、育児放棄、虐待、親殺しなどがいま起
っているのです(仁)。