「百人の会」のブログから、ちょっと面白い記事を転送しお送りします。
沖縄の問題だけなのか、もう一度私たちも振り返ってみましょう。
=米国軍人のスピリット=
産経が報じた。
『米海兵隊員が海で沖縄県民ら4人を救助 勇敢な行動に最高峰の勲章授与』
米海兵隊総司令官のロバート・ネラー大将は、休暇中に海で危険を顧みず
溺れかかった沖縄県民ら4人を救助したとして、米海兵隊キャンプ・シュワブ
(同県名護市、宜野座村)に所属するアーロン・クランフォード中尉に対し、
非戦闘時の勇敢な行動をたたえる海軍・海兵隊勲章を授与した。
在日米海兵隊によると昨年4月23日、休暇中のクランフォード中尉は知人と
ともに沖縄県恩納(おんな)村周辺でダイビングを楽しんでいた際、離岸流で
沖に流されそうになっていた沖縄県民を含む4人の日本人ダイバーを発見した。
一緒に潜っていた知人が安全に陸に上がるのを見届けた後、ただちに海に戻り、
波に流されつつあった4人を1人ずつ救助したという。以下略
そう、昨年12月1日にも、沖縄市で発生した車6台による多重交通事故で、
在沖米海兵隊のヘクター・トルヒーヨ曹長がクラッシュした車から同県民の男性
医師を命からがら救助した。
ところが不運にも後続車にはねられて意識不明の重体となられたとの報道があった。
こうした正義感あふれる米国兵士がいてくれることには純粋に深く感謝したい。
かたや今日の日本人はどうか。沖縄2紙は米兵の勇敢な行動崇高な精神に対して、
一言半句のほめ言葉をも発しておりません。逆に事故は米軍駐留のせいとでも
言いたげな論調で小さく報道しただけ。
まさかの友は真の友 政治的な対応はそれぞれでしょうが、トモダチ作戦にあれ
だけ動いてくれたにかかわらず米国軍人に対する冷たい対応。これは日本人のもの
ではありません。
敵に塩を送る価値観などは、とうに失った価値観なのでしょうか。
東日本原発事故の際、死者にくちなしと思われたのか某総理は非難を恐れて
「ベント」を指示したのは私だと虚偽をかたり、決死の覚悟で事故処理に
当たられた吉田所長を非難するなど、恥ずかしくて語ることもできない。
教育もマスコミも、人間はすべてエゴイストであるというふうに教え報道する。
裏に野望があるからこう出るのだと、情けない説明をして、納得する。
これらはアメリカ人は利害打算でしか動かないと決めつけようとする裏返しの
エリート主義のなせる業。人間精神を矮小化し、卑しいものに貶めようとする
感性で、これこそヘイト主義そのものではないか。
軍では犠牲の精神をかたる。大切なものの幸のために、己をむなしくして
勤める精神を尊ぶ。祖国のために時には死力を尽くして戦うことを求める。
学校教育ではどうか。差別からの自由を、偏見からの解放をかたる。
自己の主張を貫くことを尊び、それが疎外からの解放なのだと教える。
無論尊いことであります。しかし時に我慢を教えるのではなく、個性の
尊重との美名で怠慢を容認助長する。苦役からの自由が天賦人権と語る。
それを個人主義であるとか人権主義としてたたえる。
しかし、それだけであってはならない。
人間は本来、気高く偉大なものなのです。
火災の際の消防士の動きを見てなんと感じるでしょう。消防士は逃げ遅れ
ている人があると知れば、彼らは自らの危険を忘れて猛火の中に飛び込んで
くださる。職務だからでしょうか。いや、人間が持つ、自己犠牲をいとわぬ
本来の心がその行動を生み出すのでしょう。これを尊く感じる心が人間の
本来持てる心だと思う。
給料が、手当てがもらえるからなどと裏読みさせて満足するのでしょうか。
あえてその行為にいちゃもんを付けたいマスコミが米兵の美談を隠そうとする。
不快なマスコミがいかに多くなったことか。
こうしたマスコミや政治家はそのうち日本人から無視されていくと信じます。
以上「百人の会」のブログから転載させていただきました。ありがとうございます。